お母さんのクレジットカード
5年程前、オーディオビジュアルに大変凝っていましたが、当時パイオニアのプラズマディスプレイ「KURO」が、マニア垂涎の的でした。
60インチの機種で実売価格が80万円以上する高価な機器でしたが、店頭で画質が素晴らしく良い事を確認した後、どうしても欲しくなりました。
しかし、大手家電店には在庫はあったものの、販売価格は平均相場より高めだったので、もっと安く売っているネットショップを探しました。
主に、Yahoo!ショッピングやYahoo!オークションで探しましたが、ホームページに商品情報は記載されていても、在庫がなく入荷待ちのショップばかりという困った状況でした。
そんな中、一店だけ在庫有のショップを見つけ、価格も84万円とまずまず納得出来るプライスでした。
ショップの名前は失念しましたが、関西のオーディオビジュアル専門店でした。
ここぞチャンスと思い、すかさずホームページからオーダーを入れました。
支払方法は、カード決済、銀行振り込み、代引きの3種類ありました。
当日は土曜日だったので、銀行決済では振込確認が月曜になる為、商品発送が遅くなるのでまずこの方法はバツでした。
そして、代引きも10万円を超える現金を用意するには月曜日の銀行開店日でないと駄目でしたし、そもそも80万円以上の現金を手元に置いておくのは物騒だったので、これもバツです。
となると、残るはクレジットカード決済です。
しかし私はフリーターということもありクレジットカードをもっていません。
そこで母親のクレジットカードを利用することにしました。
母親が酔っているときに「クレカを使わせてほしい」と頼みました。
酔っていたのとクレカというのが何かわかっていなかったようで簡単にOKを出してくれます。
まあ元々稀に母親のクレジットカードを使っていたので、手慣れた支払手段でしたし、その時も特に抵抗もなく利用しました。
この84万円という金額が、クレジットカードで購入した品物の最高値です。
今はその趣味も卒業し、節約に努めているので、もうこれ程の金額の買い物をカード決済でする事はないと思います。
お母さんいつもありがとう。